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December 21, 2009

火と汐

松本清張生誕100年記念スペシャルドラマ、『火と汐』を観ました。

火と汐 (文春文庫)

12月21日が松本清張氏の誕生日ということで、正しく生誕100年記念スペシャルというところですね。火を意味するのは、京都の大文字焼き。汐は、三浦半島沖のヨット。京都で起こった殺人事件と三浦半島沖で起こった海難事故が、別々で起こったように見えて実は繋がっているかも?という刑事のカンから、事件を解き明かしていくというものです。原作はヨットレースが舞台となっていたようなので、そちらの方がインパクトがあったかも。

2時間ドラマで駆け足だったせいなのか、殺人の動機というか殺人に駆りたてた気持ちが希薄に感じられました。でもトリックそのものは結構面白かったし、最後に出てきた証拠もそれか!とちょっと意外な感じでした。寺尾さん扮する警部は、飄々としているんですが抜け目のない感じででもお茶目なところもあってなかなか良かったです。本当なら人間関係をもう少し掘り下げて欲しかったところですが、短い時間だったので少し無理があったのかなと思います。松本清張作品って、サスペンスそのものよりも人間ドラマの方に重きが置かれてると思うので残念です。

posted at 11:58 PM|テレビ・アニメの話

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