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July 04, 2009

富士山頂

石原裕次郎さんの二十三回忌特別企画、映画『富士山頂』を観ました。

富士山頂 (文春文庫)富士山頂 (文春文庫)
新田 次郎

劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34))

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裕次郎さんの「映画は映画館で」という意志を引き継ぎ、今までビデオ化DVD化をされてなかったそうです。私が裕次郎さんを知ったのは、『太陽にほえろ』のボスからでしたから、この映画のことは知らなかったです。ただ6月24日放送の『ザ・ベストハウス123』の「実写映像で綴る!山に命をかけた男たちBEST3」で実際にヘリコプターを使って資材を運ぶ映像を見たばかりだったので、よりリアルに感じられました。

映画は富士山頂に気象観測レーダーを設置することに関った人達のお話で、新田次郎さん原作です。現在公開中の映画『剣岳 点の記』も、新田次郎さんの原作です。そしてご本人が、気象庁の職員として富士山気象レーダーの建設責任者だったとか。実際のお話であるのはもちろん、そこに正しく立ち会った人が書いたお話なのでリアルなのは当たり前ですね。そして映画の方もよりリアルさを追求する為富士山でされたということで、豪華俳優陣ですが演技も抑え目で淡々としていて、よりドキュメンタリーに近いような映画だったと思います。

今は気象衛星ひまわりにその役割を引き継ぎ、平成11年に富士山気象レーダーは引退したということです。でも厳しい気象条件の中、あの時代の技術と人の力で富士山にレーダーを建設したということは本当に凄いことですね。お金やいろいろな条件はあるでしょうけれど、やっぱり熱意ある人の力って凄いと改めて感じました。

posted at 11:59 PM|テレビ・アニメの話

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