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February 11, 2009

妄執

ハヤカワ・ミステリ文庫から出ている、性犯罪訴追課を率いる美貌の女性検事補アレックス・クーパーのシリーズ4作目です。

妄執 (ハヤカワ・ミステリ文庫)妄執 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
平井 イサク

誤殺 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 絶叫 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 冷笑 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 隠匿 (ハヤカワ文庫 HM (264-5))

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1作目の『誤殺』を何年か前に購入して読んで、なかなか面白いなと思いつつも他の読みたい本を読んでいるうちに忘れてしまっていたんです(苦笑)最近図書館で本を借りるようになって、「あのシリーズ読んでないな」と思い出し2作目から借りてただいま4作目を読んでます。

この作品アメリカでは賞を取ったそうですが、メインの教授殺しの謎解きの方はなかなか進まずミステリーとしてはどうかな?と思うところです。でもなぜかこのシリーズが好きなのは、アレックスと相棒の刑事マイクとの掛け合いですね。もう1人の相棒マーサーとも家族同様の付き合いで、3人の友情とアレックスとマイクの恋人未満の関係も気になるところです。

作者本人が主人公と同じ役職だったので、リアルな検事補の仕事ぶりも垣間見れるのでそれも面白いです。もちろん普通検事が現場に出張ることは少ないんでしょうけれど、日本の2時間サスペンスのように、毎回現場には出るし危ない目に遭うしのお約束の展開ですが、テンポよくお話が進むので楽しめます。リッチで美貌の検事ということで反感を買いそうな主人公ですが、プライベートがうまく行きそうになると何か問題が起きるというように寂しい面もあって、すべて完璧と行かないところがいいんでしょうね。

5作目、6作目と予約しているので、サクサク読み進めていこうと思ってます。

posted at 11:58 PM|お気に入り

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